2025/04/20
歯周病治療
「タバコと歯ぐき出血: 歯周病の罠」
歯周病は、口腔内の炎症性疾患であり、歯を支える組織である歯肉や骨が破壊されることで進行します。歯周病はその症状が比較的軽度であるため、「沈黙の病」と呼ばれることがあります。特に、初期の段階では自覚症状がほとんどなく、患者は痛みや違和感を感じることが少ないため、重要なサインを見逃すことが多いのが特徴です。
歯周病の初期症状の一つとして、歯ぐきからの出血が挙げられます。歯ぐきからの出血は、歯ぐきの炎症や感染が進行しているサインであり、早めに治療を受ける必要があります。しかし、タバコを吸っている場合、タバコに含まれるニコチンやタールなどの有害物質によって血流が低下し、歯ぐきからの出血を気づきにくくしてしまうことがあります。さらに、タバコの煙には200種以上の有害物質が含まれており、炎症を抑える免疫反応を弱め、歯ぐきや骨を修復しようとする能力を低下させる可能性があります。
このように、タバコによって血流が低下し、歯ぐきからの出血が見逃されやすくなり、歯周病の進行が遅れ、重症化するリスクが高まります。また、タバコの有害物質が炎症を悪化させ、歯周病の治癒プロセスを阻害することで、歯を支える骨が破壊され、最終的に歯を失う結果につながる可能性があります。
さらに、タバコは口腔内だけでなく全身にも悪影響を及ぼすことが知られています。喫煙は口腔がんや咽頭がん、肺がんなどのリスクを高めるだけでなく、心臓病や脳卒中、慢性呼吸器疾患などの慢性疾患の発症リスクも増加させます。さらに、喫煙は免疫機能を弱め、感染症にかかりやすくなるという研究結果もあります。
歯周病と喫煙の関係は、単なる口腔の問題にとどまらず、全身の健康にも深く関わっていることが示唆されています。喫煙によって歯周病のリスクが高まるだけでなく、歯周病自体が全身の健康に影響を与える可能性も考えられます。例えば、歯周病によって口腔内から細菌が全身に広がり、炎症反応を引き起こして心臓病や糖尿病の進行を促進する可能性があります。
したがって、歯周病と喫煙の関係は単純な口腔の問題に留まらず、全身の健康にも影響を及ぼす重要な問題であると言えます。喫煙によって歯周病のリスクを高めることはもちろんのこと、全身の健康を考える上でも喫煙は極力控えるべき習慣であると言えるでしょう。歯周病の早期発見と適切な治療、そして健康的な生活習慣の確立が、口腔と全身の健康を維持するために重要な要素となります。
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この記事を書いた人

歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。
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