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2024/10/16
その他
「パタカラ体操について②」
パタカラ体操は、口腔周囲の筋肉を鍛え、嚥下機能や口腔内の健康を改善するための効果的なトレーニング法です。この体操を効果的に行うには、まずは単音を連続で発音することから始めるとよいでしょう。例えば、「パ、パ、パ…」「タ、タ、タ…」「カ、カ、カ…」「ラ、ラ、ラ…」といった具合に、パ・タ・カ・ラそれぞれを5回〜10回ずつ、速い速度で発音してみてください。
次に、「パタカラ」を連続で発音するトレーニングを行います。例えば、「パタカラ、パタカラ、パタカラ…」というように、5回ほど連続して発音してみてください。この際、はっきりと発音することを意識しましょう。最後に、「パタカラ」を多く含む文を発音する練習を行います。例えば、「ぱんだのたからもの」「たぬきがタンバリンをたたいた」「カラスがカアカア、かきくけことないた」「ラッコがらんらん、らっきょうをたべた」といった文を発音してみてください。
これらのトレーニングを通じて、口腔周囲の筋肉をしっかりと鍛えることができます。特に、はっきりとした発音を意識することで、口腔内の筋肉に適切な刺激を与えることができます。このような練習を繰り返すことで、口腔内の筋力や柔軟性が向上し、食事中の嚥下動作や口腔内の健康を改善する効果が期待されます。
定期的にパタカラ体操を行うことで、口腔内の血行も促進され、口臭や口内炎の予防にも効果的です。また、口腔周囲の筋肉のトレーニングは、顔のリフトアップ効果も期待できるため、美容や若々しさを保つためにも有効な方法と言えます。
さらに、パタカラ体操は認知機能や集中力向上にも効果があると言われています。発音や文を正確に覚え、継続的に行うことで脳の活性化や記憶力の向上につながるとされています。
最後に、パタカラ体操は個々の能力や状況に合わせて柔軟に取り組むことが重要です。無理なく続けられるペースで行い、自分のペースで進めることが大切です。また、楽しみながら行うことで、モチベーションを高く保ち続けることができます。
以上のように、パタカラ体操は口腔内の健康維持や機能改善だけでなく、美容効果や認知機能向上にも効果が期待できるトレーニング法です。定期的に取り入れて効果を実感し、健康で美しい口元を保つために活用してみてください。
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この記事を書いた人
歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは２人の父親です。
２人ともむし歯はありません！！
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。
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