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2024/11/22
治療について,お口のトラブル,小児歯科
「乳歯がグラグラする時、どうする?」
乳歯がグラグラする際に、虫歯がある、痛みを感じている、または乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきた場合には、適切な対処が必要です。これらの状況は、子供の口腔の健康に悪影響を及ぼす可能性が高いため、放置せずに早めに歯科医師の診断を受けることが重要です。

虫歯がある場合、乳歯が抜ける前に適切な治療を受けることが重要です。虫歯が進行すると、周囲の歯や歯茎に感染が広がり、永久歯の発育や正しい位置への成長に悪影響を及ぼす可能性があります。歯科医師は虫歯の進行状況を評価し、適切な治療法を提案してくれます。

また、痛みを感じている場合には、炎症や感染が進行している可能性があります。痛みを我慢せずに早めに歯科医師を受診し、適切な治療を受けることが重要です。痛みが放置されると、子供の口腔の健康だけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

さらに、乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきた場合には、正しい位置に永久歯が生えてこなくなり、歯並びや咬み合わせが悪化する可能性があります。乳歯が抜ける際に、永久歯が正しい位置に生えるためのスペースを確保するためにも、歯科医師の適切な処置が必要です。


歯医者の診断によって、乳歯が抜ける際にはそのまま自然に抜けるのを待つか、歯医者によって抜いてもらうかの選択があります。

乳歯がグラグラしている場合、自然に抜けるのを待つ場合は、子供が自分でグラグラの乳歯を抜くこともありますが、無理に引っ張るなどして抜こうとすると、周囲の組織を傷つけたり、感染症を引き起こす可能性があります。そのため、歯医者に相談し、適切なタイミングで抜歯してもらう方が安全です。歯医者は適切な方法で乳歯を抜き、周囲の組織や永久歯に悪影響を及ぼさないように処置してくれます。

永久歯が乳歯の後ろや前に生えてきた場合には、歯医者による適切な処置が必要です。歯医者は、乳歯を抜いて適切なスペースを確保し、永久歯が正しい位置に生えるようにサポートしてくれます。適切な処置を行わないと、永久歯が歯並びや咬み合わせに悪影響を及ぼす可能性があります。

乳歯のグラグラや虫歯、痛みなどの症状がある場合には、放置せずに早めに歯医者に相談しましょう。適切な治療や処置を受けることで、子供の口腔の健康を守り、将来の歯並びや咬み合わせに影響を与えるリスクを軽減することができます。子供の歯の健康は将来の健康にもつながる重要な要素ですので、しっかりとケアをしてあげましょう。




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この記事を書いた人

歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。