2025/03/06
その他
「歯磨剤の驚き:NCCLの主原因とは?」
1907年に行われた実験において、歯磨剤と歯ブラシを使用して抜去歯に非カリエス性歯質喪失(NCCL)を再現する試みが行われました。この実験において、歯ブラシと水だけでは象牙質の喪失は起こらなかったことが明らかになりました。
興味深いことに、歯ブラシのみでは歯質の喪失が起こらなかったという研究結果が示されました。実際、NCCLの再現には歯磨剤に含まれる研磨剤が必要であることが示唆されました。硬い歯ブラシは歯磨剤による象牙質の摩耗を増加させますが、単独で使用された場合には歯質の喪失が生じないことが示されました。
このことから、歯磨剤中の研磨剤がNCCLの主要な原因であり、歯ブラシは修飾因子という位置付けとなります。歯磨剤の研磨剤が歯質を摩耗させることにより、NCCLが進行すると考えられます。
この実験結果は、歯科医学において重要な示唆を与えるものであり、歯科医師や研究者にとって貴重な知見となっています。研磨剤を含む歯磨剤の使用によるリスクを認識し、適切な歯磨きの方法や歯磨剤の選択が重要であることが明らかになりました。これにより、より健康な口腔環境を維持するための適切な予防策が講じられることが期待されます。
この実験結果は歯科医師や歯科衛生士にとって、患者の口腔ケアにおいて重要な示唆を与えるものとなります。歯磨剤に含まれる研磨剤の摩耗効果を考慮し、患者に適切な歯磨剤の選択や使用方法を指導することが重要です。また、硬い歯ブラシを使用することが象牙質の摩耗を促進する可能性があるため、適切な柔らかい歯ブラシの使用を推奨することも重要です。
本実験は口腔内環境における歯磨剤や歯ブラシの影響についての理解を深める上で重要な研究となります。口腔内の微視的な変化や疾患の発症メカニズムについての知見を深めることで、より効果的な予防法や治療法の開発につながる可能性があります。
総括すると、1907年の歯磨剤と歯ブラシを使用したNCCL再現の実験は、歯科医学において重要な知見を提供するものであり、口腔内環境の維持や患者の口腔ケアにおいて貴重な示唆を与える研究と言えます。今後も口腔内環境に関する研究が進められ、より健康な口腔を維持するための情報や指針が提供されることが期待されます。
かかりつけ歯科、マタニティ歯科、痛くない麻酔、無痛治療、笑気麻酔、子供のむし歯予防、虫歯治療、光学印象、精密根管治療、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)、フッ素塗布、フッ素イオン導入、大人の予防歯科、目立たない入れ歯治療、歯周病治療、親知らずの抜歯、クリーニング、保険診療全般のこと、競技用マウスピース(BOOSTECTORブーステクター)、セラミックインプラント、成人矯正、マウスピース矯正(インビザライン)、小児矯正(マイオブレース)、MRC矯正、メタルフリー治療(金属アレルギー対応)、セラミック治療、歯質強石灰化システム(CAPシステム)+スーパーポリリンホワイトニング、ハイブリッドポリリンホワイトニングシステム、PBMオルソ(デンタルヘルスガード)等々、お口の事ならどんな些細なことでも天王寺区天王寺駅から環状線で1駅の大阪市生野区寺田町にあるママと子供に優しく、丁寧なカウンセリングでむし歯にしない駅近くの患者さん1人ごとにヨーロッパ基準の滅菌器で滅菌、消毒をしっかりする小児歯科であり歯髄細胞バンク認定歯科施設の「寺田町おとなこども歯科矯正歯科」へご相談ください。阿倍野区源ヶ橋のバス停から徒歩1分。24時間ネット予約対応しています。クレジットカード決済、QRコード決済も可能な歯医者です。
あなたへオススメの記事
この記事を書いた人

歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。