2025/02/08
むし歯治療,歯周病治療
「むし歯や歯周病の放置は絶対NG! ③顎骨骨髄炎」
むし歯や歯周病を放置することは、口腔内だけでなく全身の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。特に、放置されたむし歯や歯周病が進行し、重篤な合併症である顎骨骨髄炎が発生する危険性が考えられます。
顎骨骨髄炎は、あごの骨の中に細菌が侵入し、感染症や炎症を引き起こす病態です。この病気は進行すると、激しい痛みや腫れ、膿のたまりなどの症状が現れ、顎の骨や周囲の組織に深刻な損傷を与えます。さらに、感染が進行すると全身に細菌が拡散し、敗血症や脳膿瘍などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
顎骨骨髄炎は、歯科医療の専門知識や適切な処置が必要な疾患であり、早期の発見と治療が重要です。歯科医師は、レントゲン検査や臨床検査を通じて顎骨骨髄炎の診断を確定し、適切な抗生物質や手術などの治療法を提供します。また、患者自身も定期的な歯科検診や適切な歯磨き、口腔衛生の習慣化が重要です。
顎骨骨髄炎は、むし歯や歯周病を放置することで発生する深刻な合併症の一つであり、歯科健康の重要性を再認識させる事例と言えます。歯科医師との定期的なコミュニケーションや適切な治療を受けることで、顎骨骨髄炎やその他の合併症を予防し、健康な口腔状態を維持することが重要です。
顎骨骨髄炎は、放置すると重篤な合併症を引き起こすだけでなく、日常生活にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。痛みや腫れ、口臭、食事の咀嚼困難などの症状が現れることで、食事摂取や日常生活動作に支障をきたすことが考えられます。また、口腔内からの感染が全身に拡がり、体力の低下や免疫力の低下、心臓や脳にも悪影響を及ぼす可能性があります。
さらに、顎骨骨髄炎が進行すると、治療が難しくなるリスクも考えられます。顎骨骨髄炎は、細菌が侵入した骨組織を取り除く手術などが必要な場合もあり、その手術のリスクや合併症も考慮する必要があります。したがって、早期の段階での適切な治療が重要であり、歯科医師の指示に従い、適切なケアを行うことが不可欠です。
顎骨骨髄炎は、むし歯や歯周病を放置することで発生する深刻な合併症の一つであり、命にも関わる重大な疾患と言えます。口腔内の健康は全身の健康と密接に関連しており、歯科健康を軽視せず、定期的な歯科検診や適切なケアを行うことが重要です。歯の痛みや違和感がある場合には、早めに歯科医師に相談し、適切な治療を受けることで、顎骨骨髄炎などの合併症を予防し、健康な口腔状態を維持することが大切です。
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この記事を書いた人

歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。
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