2024/08/13
小児歯科,予防歯科
「赤ちゃんの歯磨きで血が出てしまった時の対処法」
歯と歯茎の間から出血している場合、一般的には血管が切れているわけではなく、歯茎に溜まった血が出ている状況です。このような出血は、歯ぐきの炎症や歯垢のたまりが原因となることが多くあります。出血を止めるためには、まずは歯ブラシを使って歯垢をしっかりと取り除くことが重要です。歯垢のたまりが原因となっている場合には、歯磨きや歯間ブラシを使って歯周ポケット周辺の歯垢をしっかりと落とすことで、炎症の改善や出血の予防が期待できます。
出血がある場合には、急いで止血処置をする必要はありません。むしろ、血を出し切ることが出血の原因を取り除く効果的な方法となります。歯磨き後に歯茎から出る血を拭き取りながら、優しくマッサージするようにして、歯ぐきの健康を保つことが大切です。また、出血が続く場合や歯ぐきの腫れや痛みがある場合には、歯科医師の診察を受けることをおすすめします。歯科医師が症状を診て適切な処置を行うことで、歯ぐきの健康を守り、歯周病やその他の歯や歯ぐきのトラブルを予防することができます。
上記以外のケースについては、ガーゼを使用して出血を止めることが最も効果的な方法とされています。ガーゼは口の中で溶けず、噛んでも安全なため、出血を止める際に適しています。清潔なガーゼを口の中に挿入し、出血が止まるまで様子を見ることで、通常は1枚目で効果を実感できますが、状況によっては2枚目を使用することもあります。
赤ちゃんの歯磨きにおいて、出血が起こった場合には焦らず、歯磨きを丁寧に行いながら出血を出し切ることが大切です。その上で、歯磨き後の歯ぐきマッサージや定期的な歯科検診を通して、赤ちゃんの口腔健康をサポートすることが重要です。
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この記事を書いた人
歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。
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