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2024/10/19
お口のトラブル,歯周病治療,その他
「 むし歯・歯周病がメタボの原因になると、ご存知でしょうか?」
むし歯や歯周病がメタボリックシンドロームの原因となることは、一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、実は重要な関連性があります。メタボリックシンドロームは、肥満、高血圧、高血糖、高脂血症などの代謝異常が組み合わさった状態を指し、心臓病や糖尿病などの生活習慣病のリスクを高める疾患です。

むし歯や歯周病とメタボリックシンドロームの関連性は、炎症反応による影響が大きく影響しています。歯周病やむし歯によって口腔内の炎症が引き起こされると、炎症反応が全身に広がり、炎症性サイトカインや炎症性物質が増加します。これらの物質が血管内皮に影響を与え、血管の機能を損ない、血管内皮機能障害を引き起こすことが知られています。

血管内皮機能障害は、血管の収縮や拡張を調整する重要な役割を果たしており、その機能が低下すると血管の収縮が促進され、血圧が上昇することがあります。また、炎症反応によってインスリン抵抗性が増加し、高血糖状態が引き起こされる可能性もあります。これらの生理学的な変化がメタボリックシンドロームの発症や進行につながる可能性が指摘されています。


歯周病やむし歯がメタボリックシンドロームと関連しているとされるメカニズムの1つに、炎症性物質や細菌の影響が挙げられます。歯周病やむし歯によって口腔内に蓄積されたバイオフィルム(歯垢)には、病原性の細菌が含まれています。これらの細菌は、口腔内の炎症を引き起こし、炎症性物質を放出します。

この炎症性物質や細菌由来の成分は、血液中にも流入し、全身に影響を及ぼす可能性があります。これにより、炎症反応が全身に広がり、メタボリックシンドロームのリスクを高めると考えられています。また、口腔内の炎症が慢性化すると、免疫系の過剰な活性化や炎症反応が持続し、全身の炎症状態を悪化させる可能性もあります。

歯周病やむし歯によって食事摂取が制限されることもメタボリックシンドロームのリスク因子となり得ます。歯痛や口内炎などの症状があると、普段の食事が困難になり、栄養不良や食事内容の偏りが生じる可能性があります。これにより、肥満や高血糖などの生活習慣病のリスクが高まることも考えられます。

以上のように、歯周病やむし歯がメタボリックシンドロームの原因となるメカニズムは複数あります。口腔内の状態が全身の健康に与える影響は大きく、口腔ケアの重要性が再認識されるべきです。定期的な歯科検診や適切な歯のケアを通じて、口腔内の健康を維持し、メタボリックシンドロームのリスクを低減することが重要です。健康な歯と歯肉は、健康な身体を築くための基盤となることを肝に銘じておくべきでしょう。






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この記事を書いた人

歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。