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2024/08/08
小児歯科,予防歯科
「赤ちゃんの歯磨きの回数は1日何回? 1本あたり5秒くらいかけて磨けば十分」
赤ちゃんの歯みがきについて、1本につき5秒程度の磨きが十分であるとされています。ただし、寝る前の歯みがきについては少し念入りに行うことが望ましいです。寝ている間は唾液の分泌量が減少し、歯を守る働きが弱まるため、虫歯になりやすくなります。そのため、寝る前の歯みがきは重要であり、歯に塗って洗い流さずにそのまま寝かすことができる歯みがき剤もありますが、フッ素が含まれていないものを使用する場合は注意が必要です。

さらに、除菌効果がありながら洗い流さなくてもよい歯みがき剤を使用し、寝る前にしっかりと歯を磨くことが勧められます。特に人工甘味料や砂糖を使用せず、甘みを加えている歯みがき剤は、子どもが口の中が甘いまま眠ることができ、寝付きが良くなるとの声もあります。

歯みがきは赤ちゃんの口腔ケアの重要な部分であり、定期的かつ適切な方法で行うことが健康な歯を維持するために不可欠です。虫歯の予防や歯周病のリスクを低減するためにも、赤ちゃんの歯みがきには注意を払い、適切な歯磨き剤や方法を使用することが大切です。絶えず最新の歯科学の知見を取り入れ、子どもの口腔ケアにおいて最善の方法を選択することが重要です。

口腔ケアが不適切であると、赤ちゃんの歯や歯茎に悪影響が及ぶ可能性があります。虫歯や歯周病が進行すると、歯の健康だけでなく全身の健康にも影響を及ぼすことが知られています。そのため、赤ちゃんの歯みがきは軽視せず、定期的かつ適切な方法で行うことが求められます。

赤ちゃんの歯みがきを行う際には、歯みがき剤の選択も重要です。フッ素が含まれている歯みがき剤を選ぶことで、歯の強化や虫歯予防効果を高めることができます。また、適切な歯ブラシや歯みがきグッズを用いて、歯磨きを行うことも大切です。赤ちゃんに合った柔らかい歯ブラシや歯みがき指サックなどを使用し、優しく歯を磨くことで、歯磨きが苦手な赤ちゃんでもストレスなく行うことができます。

最後に、歯みがきだけでなく、定期的な歯科検診も赤ちゃんの口腔健康を保つ上で重要です。歯科医による専門的な診察やアドバイスを受けることで、早期に歯や歯茎の問題を発見し、適切な治療を受けることができます。赤ちゃんの口腔ケアには継続的な取り組みが求められますが、その努力が将来の健康な歯を守るために必要なことであることを肝に銘じておくことが大切です。




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この記事を書いた人

歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。