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2024/07/25
小児歯科
「生後9〜10ヶ月の赤ちゃんの様子 本格的なお手入れのスタート! 3つの重要なポイント!!」
生後9〜10ヶ月の赤ちゃんは、歯が生え始めて本格的な歯みがきが必要となる時期です。この時期のお口のケアには3つの重要なポイントがあります。

①赤ちゃん用歯ブラシや歯固めを与えることが重要です。柔らかく小さな歯ブラシを使用し、歯茎や歯を優しく磨くことで、歯磨きの習慣を身につけることができます。また、歯固めを与えることで、歯を強化し健康な成長を促すことができます。

②離乳食の後は毎回口の中をキレイにすることも大切です。食事の後は、赤ちゃんの口の中に残った食べカスや細菌を除去するために、ぬるま湯を含ませたガーゼや赤ちゃん用歯ブラシで口の中を優しく拭き取りましょう。

③寝る前の仕上げ磨きを忘れずに行うことも重要です。赤ちゃんが一日の終わりに歯を磨く習慣を身につけることで、歯垢や細菌をしっかりと取り除き、口の中を清潔に保つことができます。


さらに、歯みがきの際には赤ちゃんが嫌がらないように工夫することも大切です。楽しい歯みがきの時間にするために、歯みがきソングや歯みがき絵本を使って遊びながら歯を磨くことで、赤ちゃんも楽しんで協力してくれるかもしれません。

また、歯みがきだけでなく、食事や飲み物にも気を配ることが重要です。砂糖や甘いお菓子を控え、栄養バランスのとれた食事を心がけることで、虫歯や歯周病のリスクを軽減することができます。

赤ちゃんの歯みがきにおいて、歯みがき剤の選び方は非常に重要です。一般的に、赤ちゃんの歯みがき剤はフッ素の濃度が低いもの、あるいはフッ素不使用のものが推奨されています。フッ素は歯を強化し虫歯予防に効果的ですが、過剰摂取すると健康に悪影響を及ぼす可能性もあるため、赤ちゃんには適切な濃度のフッ素を含む歯みがき剤を選ぶことが重要です。

さらに、赤ちゃんが歯みがきを楽しんで協力してくれるようにするために、イチゴ味などの甘みがついている歯みがき剤を選ぶことも有効です。甘い味付けが赤ちゃんにとって歯みがきを楽しい時間に変え、ポジティブな歯みがき体験を提供することができます。これは、赤ちゃんの歯みがき習慣を定着させる上で非常に重要な要素となります。

したがって、赤ちゃんの歯みがき剤を選ぶ際には、フッ素の濃度が低いものやフッ素不使用のもの、さらには甘みがついているものを選ぶことが望ましいと言えます。これらのポイントを踏まえ、赤ちゃんのお口の健康を守るために適切な歯みがき剤を選択し、定期的な歯みがきを行うことが重要です。赤ちゃんの歯の健康を守り、将来の虫歯予防につなげるために、適切な歯みがき剤の選択は欠かせません。

最後に、定期的な歯科検診もお忘れなく。歯医者さんでの定期的なチェックアップや歯石の除去は、赤ちゃんの歯の健康を保つためにとても重要です。歯科医師のアドバイスを受けながら、適切なケアを行いましょう。

赤ちゃんの歯みがきは、将来の歯の健康を左右する重要な習慣です。親や保護者は赤ちゃんのお口の健康を守るために、日々のケアを怠らず、適切な歯みがきや食事管理を行うことが大切です。赤ちゃんの歯をしっかりと守り、健康な成長をサポートするために、丁寧なお口のケアを心がけましょう。


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この記事を書いた人

歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。