2024/07/17
小児歯科
「生後7〜8ヶ月の赤ちゃんの様子 認識能力の発達」
生後6ヶ月頃から自我が芽生え、よく見る顔を認識し始めるため人見知りを始める赤ちゃんもいますが、生後7〜8ヶ月となるとさらに記憶力が発達し、自分の知っている通りに物事が進むと喜ぶようになります。この時期の赤ちゃんは、周囲の環境や人々との関わりを通じて、自分自身を確立し始めます。例えば、「いないいないばあ」という遊びでは、顔を隠した後にお母さんが出てくることを赤ちゃんが覚えており、それが予測通りに起こると喜びを感じるのです。
赤ちゃんがこのような行動や反応を示すのは、記憶力が発達している証拠であり、自分の経験や知識を元に周囲の出来事を理解し、予測する能力が向上しているからです。この時期の赤ちゃんは、日常の体験を通じて自分の世界を構築し、感情や行動がより複雑になっていきます。そのため、周囲の人々が赤ちゃんとの関わりを通じて、積極的にコミュニケーションをとることが重要です。
赤ちゃんが親しい人や環境に安心感や喜びを見出すことで、健やかな成長を促すことができます。また、赤ちゃんが自分自身や周囲の人々とのつながりを育むことで、将来の社会性やコミュニケーション能力の基盤が築かれると言われています。したがって、赤ちゃんの成長段階に合わせた適切な対応やサポートを行いながら、赤ちゃんとの関係を深めていくことが重要です。
生後7〜8ヶ月の赤ちゃんは、周囲の刺激や体験を通じて、自身の記憶や認識を深めていきます。特定の人物や環境に対する好みや嫌悪がはっきりと現れるようになり、自己主張や意志を持つようになります。この時期の赤ちゃんは、自分の存在をより強く意識し、周囲との関わりを通じて成長していきます。
赤ちゃんが記憶を持ち、物事を予測し、喜びや驚きを感じることは、脳の発達や学習にも大きな影響を与えます。赤ちゃんの脳は、この時期に新しいつながりや情報を吸収し、記憶を形成していくことで、将来の学習や認知能力の基盤を築いていきます。そのため、親や周囲の人々は、赤ちゃんの興味や好奇心を刺激し、多様な経験を提供することで、赤ちゃんの脳の発達を促すことが重要です。
また、赤ちゃんが記憶を持ち、予測を立てることで、安心感や自己肯定感を育むこともできます。赤ちゃんが自分の経験や知識を通じて、周囲の出来事を理解し、予測することで、自己効力感や自信を養うことができるのです。そのため、赤ちゃんの成長段階に合わせた適切なサポートや理解を提供し、赤ちゃんが安心して成長できる環境を整えることが大切です。
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この記事を書いた人
歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。
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