2024/04/15
お口のトラブル
「口呼吸のリスクを知って、健康を守ろう!」
口呼吸は、鼻呼吸と比較して様々なリスクを孕んでいます。口呼吸が継続することで、口腔内のバランスが崩れ、歯や歯茎の健康に影響を及ぼす可能性があります。また、口呼吸によって口腔内が乾燥しやすくなり、唾液の分泌が減少することで、虫歯や口臭のリスクが高まることが知られています。
さらに、口呼吸は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因となる可能性があります。口呼吸によって喉の筋肉が緩み、気道が一時的に閉塞することで、睡眠中に呼吸が止まる状態が生じることがあります。SASは、心臓疾患や高血圧などの生活習慣病のリスクを増加させる可能性があり、早期の対策が求められています。
さらに、口呼吸は顔貌の発達にも悪影響を及ぼす可能性があります。口呼吸によって口の周りの筋肉が弱まり、正常な咀嚼や発音が困難になることがあります。特に、幼少期に口呼吸が継続すると、顔貌が変形したり、歯並びが乱れたりするリスクが高まることが報告されています。
さらに、口呼吸は精神的な側面にも影響を及ぼす可能性があります。口呼吸によって酸素の摂取量が不足することで、脳の機能が低下し、集中力や記憶力が低下する可能性があります。また、口呼吸が原因で睡眠の質が低下し、日中の疲労感やイライラが増加することも考えられます。
以上のように、口呼吸は様々なリスクを孕んでおり、口腔内の健康だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。口呼吸が継続する場合は、早期に適切な対策を行うことが重要であり、歯科医師や耳鼻咽喉科医との相談をおすすめします。
口呼吸にはさらに他のリスクも存在します。口呼吸によって鼻腔が正常に使用されず、鼻腔内の粘膜が乾燥しやすくなるため、鼻づまりや副鼻腔炎などの鼻の問題が悪化する可能性があります。これにより、鼻づまりが慢性化し、呼吸が困難になることも考えられます。
また、口呼吸によって口腔内や喉に異物が侵入しやすくなるため、感染症やアレルギー反応のリスクも増加します。口呼吸によって正常な鼻毛の機能が妨げられ、細菌やウイルスが侵入しやすくなることで、喉の痛みや咳、風邪などの症状が現れる可能性があります。
さらに、口呼吸は姿勢や筋肉にも悪影響を及ぼす可能性があります。口呼吸によって呼吸が浅くなり、胸式呼吸が増えることで、姿勢が乱れやすくなる可能性があります。また、口呼吸によって頸部や顔面の筋肉が緊張しやすくなることで、頭痛や首の痛みなどの症状が現れる可能性も考えられます。
以上のように、口呼吸は口腔内だけでなく、全身の健康に影響を及ぼす様々なリスクが存在します。口呼吸が継続する場合は、早期に原因を見極め、適切な対策を行うことが重要です。定期的な歯科検診や耳鼻咽喉科の受診を通じて、口呼吸によるリスクを最小限に抑えるための対策を行うことが大切です。
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この記事を書いた人
歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。
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