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2025/03/05
その他
「総称としてのNCCL(noncarious cervical lesion:非う蝕性歯頸部歯質欠損)」
NCCL(非う蝕性歯頸部歯質欠損)について、一般的には楔状欠損やWSD(Wedge-shaped defect)がよく知られていますが、実際には楔状だけでなく皿状や中間型など、さまざまな形態が存在します。そのため、「楔状欠損」という特定の形態に限定する名称は、NCCLを包括的に説明する上では適切ではありません。

NCCLは、歯頸部の歯質が減少する疾患であり、その原因は主に歯肉退縮や酸性飲料の摂取などが挙げられます。歯肉退縮によって歯頸部の象牙質が露出し、摩擦や圧力などの外部要因によって歯質が削られることで、NCCLが生じます。

NCCLは、楔状だけでなく皿状や中間型など、様々な形態があります。楔状欠損は歯頸部から歯冠部に向かってV字状に欠損が進行する形態であり、比較的一般的な形態です。一方、皿状欠損は歯頸部に平らな欠損が見られる形態であり、中間型は楔状と皿状の中間的な形態を示します。

したがって、NCCLという名称は形態を問わない包括的な名称であり、楔状欠損だけでなく様々な形態の歯質欠損を包括する適切な用語と言えます。歯科医師や歯科衛生士が正確な診断と治療を行う上で、NCCLという包括的な名称が使用されることで、症状や原因を的確に理解し、適切な対処が行われることが重要です。

NCCLは、患者にとっても重要な疾患であり、放置すると歯の感染や根の露出などの合併症を引き起こす可能性があります。そのため、早期の発見と適切な治療が必要です。

治療法としては、まず原因となる歯肉退縮や過度な歯ぎしりなどの習慣を改善することが重要です。歯ブラシの適切な使い方や歯磨き粉の選択、マウストリートメントの使用など、日常生活での予防策が必要です。また、歯科医師による専門的な処置も必要となる場合があります。


NCCLは楔状欠損だけでなく皿状や中間型など様々な形態が存在する疾患であり、その適切な理解と治療が重要です。歯科医師と患者が連携し、予防や治療に取り組むことで、歯の健康を守り、より良い口腔環境を維持することができるでしょう。




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この記事を書いた人

歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。