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2025/02/06
むし歯治療,歯周病治療
「むし歯や歯周病の放置は絶対NG! ①歯性上顎洞炎」
むし歯や歯周病を放置することは、口腔内だけでなく、全身の健康にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。特に、むし歯や歯周病が進行し、感染が進んだ場合には、周辺組織や血液循環を介して他の部位にも影響を及ぼすことがあります。

歯性上顎洞炎は、上顎洞に感染が広がり炎症を引き起こす病態です。この状態では、頬の痛みや頭痛、鼻詰まりなどの症状が現れることがあります。歯性上顎洞炎は、むし歯や歯周病が進行した結果、歯根の感染が上顎洞に広がった場合に発症することがあります。

歯性上顎洞炎は、治療を怠ると進行し、重篤な合併症を引き起こす可能性があります。例えば、脳膿瘍や敗血症など、命にかかわる状態に至ることも考えられます。そのため、むし歯や歯周病が進行している場合には、早めの歯科医師の診断と適切な治療が必要です。

歯性上顎洞炎を含むむし歯や歯周病の合併症は、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。口腔内の感染症が全身に広がることで、心臓疾患や糖尿病、呼吸器疾患などのリスクが高まることが知られています。そのため、口腔内の健康を保つことは、全身の健康を維持するためにも重要な要素となります。

また、むし歯や歯周病を放置することで、口腔内の炎症や感染が全身に影響を及ぼすだけでなく、日常生活においても様々な問題を引き起こす可能性があります。例えば、口臭や噛み合わせの不調、食事の噛み砕きが困難といった症状が現れることがあります。

さらに、むし歯や歯周病が進行すると、歯を失う可能性も高まります。歯を失うことで、噛む力が低下し、食事の摂取が困難になったり、会話や笑顔に自信を持てなくなったりすることがあります。また、歯を失うことで顎の骨の吸収が進み、顔の形や輪郭が変化することもあります。

そのため、むし歯や歯周病は放置せず、早めの治療を行うことが重要です。歯科医師の定期的な検診やプロフェッショナルな歯科ケアを受けることで、歯や歯ぐきの健康を保ち、合併症を予防することができます。

さらに、日常生活においても、適切な歯磨きや歯間清掃、口腔ケアを行うことで、口腔内の健康を維持することができます。バランスの取れた食事や口腔衛生用品の適切な使用も重要です。口腔内の健康は全身の健康と密接に関連しており、日常的なケアが重要であることを忘れてはいけません。

むし歯や歯周病を放置することは、命にも関わる重大なリスクを孕んでいます。口腔内の健康を守るためには、早めの対処と適切なケアが欠かせません。歯科医師との定期的なコミュニケーションや相談を通じて、口腔内の健康を維持し、健康な生活を送ることが大切です。




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この記事を書いた人

歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。