2023/07/21
治療について,予防歯科,その他
「知ってる?フッ素添加水道水があなたの健康を守る」
先日新聞に載っていた、 水道水にフッ化物が多いと虫歯の子が少ないというのをご存じでしょうか?
水道水に含まれる天然のフッ化物の濃度が高いと虫歯が少なくなるというもので、
フッ化物とはフッ素と他の物質が化合した物質のことです。
そしてフッ素は虫歯予防に効果があり、特に子供の歯の健康に重要です。
フッ素を摂取すると歯のエナメル質を強化し、虫歯の原因となる酸に対して耐性を持たせ虫歯のリスクを減らすことができるので
虫歯の予防となり、定期的な歯科検診と歯磨きの補完として役立ちます。
世界では水道水にフッ素を添加している国があります。
フッ素添加水道水の利点として、家庭での手軽な虫歯予防が出来ます。
特別な努力や費用をかけることなく、毎日の水の摂取で虫歯予防ができるのは便利です。
水道水を使用した飲み物や料理を通じて、フッ素を効果的に摂取することができます。
虫歯予防を意識することなく、日常生活の中で歯の健康をサポートできるんです。
このようにメリットがあるフッ素添加水道水が香港、シンガポールのように100%実施として日本全国に広がらないのには何か理由があるのでしょうか?
それはフッ素の摂取にはデメリットもあるからです。
実は一部の人にはフッ素アレルギーがある場合があります。また、過剰な摂取は歯の変色やミネラルのバランスを崩す可能性があるので適切な摂取量を守ることが重要となります。
また、フッ素の添加によって水の風味が変わることがあり一部の人にとっては水道水のフッ素添加による味や臭いが気になる場合もあります。
そのため、フィルターや浄水器を使用してフッ素を除去することで個々の好みに合わせて対策を取ることをお願いしないといけないです。
フッ素の添加水道水は、適切な濃度で管理され一般的には歯の健康に良いとされていますが、個人の状況や選択によって異なる意見もあります。
自分の歯の健康や状況に合わせて、適切な対策を取ることが必要で歯科医師の指導に従うことが大切です。
私の権限でフッ素添加水道水を生野区に流したり止めたりすることは出来ませんので、当院の取り組みとしましてはご家庭でフッ素水を作って頂いてうがいをすることで虫歯予防をすることを推奨しており、その為のキットを用意しております。
ご興味をお持ちの方はスタッフまでお尋ねください。
ではフッ素のメリットとデメリットを理解した上で、適切に摂取して下さいね。
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この記事を書いた人
歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。
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