2025/01/02
小児歯科
「1月2日は書初めですが、歯固めについて」
乳児期の「歯固め」とは、乳幼児の歯茎に特定の物を噛ませることで、歯が生えやすくなるように促す習慣のことを指します。かつては、日本を含むさまざまな地域で一般的な風習として行われていました。歯固めに使用される物は、木製の棒や布、あるいは特定の植物などが用いられることが一般的でした。
しかし、昭和30年代頃から、感染症の問題が社会的に深刻化し、衛生観念が高まる中で、歯固めの習慣は徐々に減少していきました。特に、歯固めに用いられる物が清潔でない場合、口腔内に病原菌が侵入するリスクがあることから、感染症の予防の観点から歯固めが避けられるようになったと言えます。
近年、子供たちの口腔機能が低下しているという指摘がされています。歯固めの習慣が少なくなったことが、この現象の一因である可能性が考えられます。歯固めを通じて、歯ぐきや口腔周辺の筋肉が刺激されることで、口腔機能の発達が促進されるという観点から、歯固めが口腔機能向上に寄与していた可能性があるのです。
口腔機能の低下は、子供たちの健康にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。口腔機能が低下すると、噛む力や嚥下能力が弱まるため、栄養不足や消化器官の負担などの健康リスクが高まります。また、発音や言語発達にも影響を及ぼす可能性があり、将来的にコミュニケーション能力に支障をきたす可能性も考えられます。
そのため、口腔機能の向上を図るためには、適切な口腔ケアや口腔トレーニングが重要です。例えば、適切な歯磨きや定期的な歯科検診を通じて、虫歯や歯周病などの口腔疾患を予防し、口腔健康を維持することが重要です。また、食事や嚥下訓練などを通じて、口腔周辺の筋肉や機能を鍛えることも効果的です。
さらに、歯科医師や言語聴覚士、理学療法士などの専門家の助言を受けながら、適切な口腔トレーニングプログラムを実施することが重要です。子供たちが健やかに成長し、健全な口腔機能を身につけるためには、家庭や保育園、学校などの環境全体が口腔健康の重要性を認識し、適切なケアを行うことが欠かせません。
したがって、歯固めが健康面において有益であることは確かですが、感染症のリスクや衛生上の問題を考慮すると、現代では歯固めの習慣を取り入れることは慎重に検討されるべきです。代替手段として、適切な歯磨きや口腔トレーニングなどを通じて、口腔機能の向上を図ることが重要とされています。その上で、適切な指導やアドバイスを受けながら、子供たちの口腔機能を健全に育む取り組みが求められています。
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この記事を書いた人
歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。
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