2024/10/25
その他
「あいうべ体操で高血圧の改善」
高血圧は、血管にかかる圧力が通常よりも高くなっている状態を指し、心臓や血管に負担をかけることで様々な健康リスクを引き起こす疾患の一つです。高血圧は放置すると、心臓病や脳卒中などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。そのため、適切な管理が必要とされています。
「あいうべ体操」は、口腔周囲の筋肉を鍛えるエクササイズですが、実はこの体操が高血圧の改善につながるという研究があります。口腔周囲の筋肉を鍛えることで、咬筋や頬の筋肉が強化され、口呼吸を改善し、鼻呼吸を促進する効果が期待されます。
口呼吸が続くと、自律神経が乱れ、交感神経が優位になることで血圧が上昇するという研究結果が報告されています。そのため、口呼吸の改善により、自律神経のバランスが整い、高血圧の改善につながる可能性があるとされています。
さらに、口呼吸が睡眠時無呼吸症候群の原因となることも知られており、この症状が高血圧と関連しているという研究もあります。睡眠時無呼吸症候群は、酸素不足や交感神経の過剰活性化により、血圧が上昇する可能性があります。そのため、口腔周囲の筋肉を鍛える「あいうべ体操」により口呼吸を改善し、睡眠時無呼吸症候群を軽減することで、高血圧の改善につながると考えられています。
以上のように、「あいうべ体操」を行うことで口呼吸が改善され、自律神経のバランスが整い、睡眠時無呼吸症候群の症状が軽減されることで高血圧が改善される可能性があるという研究結果が示唆されています。しかしながら、個人差や症状の程度によって効果が異なる場合がありますので、症状が続く場合は医師や専門家に相談することが重要です。高血圧は放置せず、適切な管理を行うことが健康維持にとって重要です。
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この記事を書いた人
歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。
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