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2023/10/11
入れ歯(義歯)
「部分床義歯のメリットとデメリットを知って、自分に合う選択をしよう」
部分床義歯は、一部の歯を欠損している場合に使用される入れ歯の一種です。以下に、部分床義歯の特徴やメリット、デメリットについて説明します。

部分床義歯は、欠損した歯に隣接する健康な歯に支持装置やクラスプを設置し、その上に人工の歯を取り付けることで、歯列の欠損部分を補う役割を果たします。部分床義歯は、個々の歯の状態や欠損範囲に合わせてカスタマイズされます。

部分床義歯のメリットには、以下のような点があります。

1. 歯列の保持: 部分床義歯は、欠損した歯に隣接する健康な歯に支持装置やクラスプを設置するため、周囲の歯を保護し、歯列のバランスを保つことができます。このため、歯列の崩れや歯の移動を防ぐことができます。

2. 咀嚼機能の回復: 部分床義歯は、欠損した歯を補うため、咀嚼力を回復させることができます。これにより、食事の咀嚼や咀嚼による栄養の吸収が改善され、健康な食生活を維持することができます。

3. 言語機能の改善: 部分床義歯は、欠損した歯を補うことで、言語機能の改善にも役立ちます。歯列の欠損により、発音や口腔内の空間が変化し、言語の発声が困難になる場合がありますが、部分床義歯によりこれらの問題を解決することができます。

4. 美容的な改善: 部分床義歯は、欠損した歯を補うことで、見た目の美しさも回復させることができます。人工の歯は、自然な歯の形状や色調に合わせて作られるため、自然な見た目を実現することができます。

一方、部分床義歯にはいくつかのデメリットもあります。

1. 装着感の不快さ: 部分床義歯は、口腔内に装着されるため、初めのうちは装着感や違和感を感じることがあります。特に装着箇所の適応に時間がかかる場合があります。

2. 清掃の困難さ: 部分床義歯は、取り外して清掃する必要があります。しかし、部分床義歯は歯と歯茎の間に隙間ができるため、食べ物のかすや細菌が蓄積しやすく、口腔内の清潔さを保つことが難しくなります。

3. 歯の負担: 部分床義歯は、欠損した歯に隣接する健康な歯を支持装置やクラスプとして使用します。しかし、この歯には負担がかかり、歯茎や歯槽骨に影響を与えることがあります。

4. 寿命の限定: 部分床義歯は、耐久性に限界があるため、長期間の使用により摩耗や破損が生じることがあります。そのため、定期的なメンテナンスや修理が必要となる場合があります。

以上が、部分床義歯の特徴やメリット、デメリットについての説明です。部分床義歯は、個々の歯の状態や欠損範囲に合わせて適切に設計されることが重要です。歯科医師との相談や検討を行い、最適な治療法を選択することが必要です。


部分床義歯は、患者の口腔内の状態や欠損範囲に基づいて作られるため、正確な診断と治療計画が必要です。まず、歯科医師は患者の口腔内を詳しく調べ、歯の欠損状態や周囲の歯の健康状態を確認します。また、口腔内の印象やレントゲン写真を取得することもあります。

次に、歯科技工士はこれらの情報を基に、患者に合った部分床義歯を作成します。部分床義歯は、金属製や樹脂製などさまざまな材料で作られることがあります。また、部分床義歯には、金属のフレームやクラスプ、クラウンなどが使用される場合があります。

部分床義歯の装着は、一般的には複数回の診察を必要とします。最初の診察では、歯科医師が患者の口腔内に仮の部分床義歯を作成する為の型どりをします。

次の診察では、仮の部分床義歯の適合性や機能性を確認し、必要な修正を行います。また、患者の意見や要望を取り入れることも重要です。最終的な部分床義歯が完成したら、歯科医師は患者に装着方法やケア方法を指導し、正しい使用方法を教えます。

部分床義歯の装着後は、定期的なメンテナンスと口腔衛生の維持が重要です。部分床義歯は、食事のたびに取り外して清掃する必要があります。歯科医師は、定期的な点検やクリーニングを行い、部分床義歯の状態を確認します。また、部分床義歯が破損したり、調整が必要な場合には、修理や調整を行う必要があります。

部分床義歯の寿命は、患者のケアやメンテナンスの方法によって異なります。適切なケアと定期的なメンテナンスを行うことで、部分床義歯の寿命を延ばすことができます。しかし、部分床義歯は時間とともに摩耗し、破損することがあるため、定期的な交換が必要になる場合もあります。

最後に、部分床義歯の適応や治療方法は個人によって異なります。歯科医師との相談や検討を通じて、最適な治療法を選択することが重要です。また、部分床義歯の使用によって口腔内の不快感や痛みが生じた場合には、すぐに歯科医師に相談することも重要です。

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